チームSTEPPS学習会

技術部教育委員会では、医療安全学習会としてチームSTEPPSの学習会を行いました。コロナ禍ということでチームSTEPPSの学習会を受けたことがない方を中心に、希望者のみの20名での学習会となりました。

チームSTEPPSとは、Team Strategies to Enhance Performance and Patient Safety の頭文字をとった名称で、医療の成果と患者安全を高めるためにチームで取り組む戦略と方法という意味になります。医療は多職種によるチームで行われるもので、個々の努力だけでは重大事故が発生する危険もあります。事故の可能性を減らすためにも、組織のチームワークの向上は必要になります。

今回は1チーム5人でチームの鎖という演習を行いました。ルールはA4の紙から輪を作り、それを繋げて鎖を作るというものでしたが、1回目は自由に、2回目は利き手を使用せずに、3回目は利き手を使用せず、会話も禁止と、徐々に厳しいルールが追加されました。最終結果は徐々に数を増やしたチームもあれば、減ってしまったチームもありました。しかし、どのチームも演習の合間に話し合いを行い、全員で役割分担や反省、次に生かす案を考えていました。演習の目的が良好なチームワーク、リーダーシップ、コミュニケーション、情報共有、お互いの助け合いでしたので、どのチームも達成できていたと思います。

今回の学習会で学んだことを生かして、今後も頑張っていきたいです。

放射線科(芳賀 美帆)